【磐田】公式戦4連勝ならず…ヤマハ改修後最多観衆も名波監督「一番悪い出来」

スポーツ報知
観戦に訪れた磐田市内全22校の小学5、6年生約3500人にマイクで挨拶する大井はじめ磐田イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第14節 磐田0―2神戸(12日・ヤマハ)

 GK三浦龍輝(25)は動けなかった。前半10分、こぼれ球が神戸FW渡辺の前に転がり、先制弾をくらう。「1失点目は不運だった。あそこでしのげれば展開は変わっていた」。GKカミンスキー(27)が腰痛で試合当日に先発が告げられたが、9日のルヴァン杯清水戦(2〇1)で先発しており「ゲーム勘は問題なかった」。だが、同25分にも頭で決められた。

 MF山田大記(29)、DF小川大貴(26)、そして三浦は明大時代に主将を経験。リーグ戦で初めての同時先発となっただけに三浦は「3人で勝てれば良かった」と悔しそう。前半18分にカットインしシュートを放った小川大も「シンプルに背後をつければよかった」と後輩を援護できなかったことに唇をかんだ。結果的に明大のライバル、早大出身の渡辺に決勝弾を決められる皮肉な結末となった。

 この日は、磐田市内全22校の小学5、6年生約3500人を招待。13年8月のヤマハ改修後最多となる1万4912人を集めたが、名波浩監督(45)は「今季、一番悪い出来だった」。次節・アウェー湘南戦(19日)は、中断前最後の試合。勝って気持ちよく締める。(山田 豊)

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