【鹿島】上海上港“金満ニンジン作戦”突破で先発全員5440万円ボーナス…ACL第2戦

スポーツ報知
公式会見に出席した大岩剛監督(左)とMF土居聖真

 【上海(中国)15日=岡島智哉】クラブ史上初の決勝トーナメント(T)初戦突破を目指し、ホームでの初戦(9日)で3―1のリードを奪った鹿島が前日練習を行った。公式会見に出席したMF土居聖真(25)は「鹿島の歴史をこのスタッフ、チームメートで乗り越えたい」と意気込んだ。

 3年連続の8強入りに黄色信号がともる上海上港が“金満ニンジン作戦”を遂行することが判明した。クラブ関係者によると、勝利で突破を決めた場合に限り、クラブは先発した選手に1人あたり最低320万元(約5440万円)の臨時ボーナスを支給することを約束。さらに「ゴール数や失点数、点差によって増額される」(同関係者)という。欧州CLに出場するドイツの強豪クラブでも1000万円程度が相場。“破格のニンジン”でチームの士気を高める狙いだ。

 また、クラブ広報によると平日の夜ながら3万人程度の集客が見込まれ、30℃近い気温と90%前後の湿度が予想される過酷なアウェー戦となる。DF西大伍(30)は「自信を持ってビビらずにやりたい」と話し、DF昌子源(25)も「全員がこの試合を楽しみにしていた」と意欲を示した。あらゆる逆境を乗り越え、過去5度全て敗れた鬼門の決勝T初戦突破を果たす。

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