【清水】札幌に3発快勝もルヴァン杯予選敗退決まる

スポーツ報知
後半3分、PKを決め長谷川(左)とハイタッチする清水・鄭

◆YBCルヴァン杯グループステージ最終節 ▽B組 札幌0―3清水(16日・札幌厚別)

 グループステージ(GS)B組3位の清水エスパルスは、フェースガードをつけ臨んだFW鄭大世(34)のPKでの先制後、FW長谷川悠(30)のル杯2戦連続弾、MFミッチェル・デューク(27)の今季初ゴールと同4位・札幌に3―0と圧勝したが、GS敗退した。

 勝利だけでしかPO進出が望めない状況下で、勝ち点3は手にした。だが、清水のルヴァン杯は終わった。

 スコアレスで迎えた後半3分。テセが、稲本に倒されて得たPKを冷静にゴール右に沈め先制。11日の練習で鼻骨を骨折し、フェースガードを着け臨んだGS最終節。PK直前、一度は外したフェースガードを再び装着し決めたその3分後、ゴール前の混戦を長谷川が頭で押し込み、9日のGS前節・磐田戦に続くル杯2点目。同23分にはデュークが続き、すでに予選敗退が決まっている札幌から立て続けに得点を奪った。

 磐田が勝ったため、GS突破はならなかったが、現在リーグ戦3位と好調の札幌を相手に今季3戦3勝。「内容は非常によかった。後半はしっかりボールを奪う展開も作ることができたし、無失点で終われた。ただ勝ち点10で、予選突破ならなかったのは残念」とヤン・ヨンソン監督(57)。

 W杯中断前の7週間15戦の過密日程も、残すは20日のリーグ第16節・川崎戦のみ。「リーグ戦に向け練習の中でしっかりしたプレーを見せてほしい。メンバーを変えることもある」と指揮官。リーグ戦でもチーム内競争は続く。

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