【磐田】6試合ぶり俊輔投入も2戦連続完封負け

スポーツ報知
リーグ戦2試合連続の完封負けに厳しい表情の磐田イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第15節 湘南1―0磐田(19日・BMWスタジアム平塚)

 ジュビロ磐田は湘南に0―1で敗れ、2試合連続の完封負けとなった。序盤から相手を押し込んだが、決定力不足に泣いた。後半28分からは左ヒラメ筋肉離れから6試合ぶりに復帰したMF中村俊輔(39)がピッチに立ったが、状況は好転せず。リーグ戦はこれで6勝3分け6敗の勝ち点21。W杯による中断前最後の試合で課題を残した。

 W杯による中断前最後のゲーム。敵地に集まったサポーターから盛大なため息が漏れた。終始攻め続けながら、ゴールを割れず痛恨の連敗。それでも名波浩監督(45)は「人もボールもよく動き、我々の方が圧倒できた。今日のようなゲームを続けていけば高みに行ける」と前向きに評価した。

 指揮官の言葉通り、序盤から試合は支配していた。ピッチを広く使い、1トップの川又にボールを集めた。シャドーの山田と松浦も流動的に動き、果敢に飛び出してゴールに迫った。だが、肝心のシュートが枠を捉えきれず、モヤモヤした展開が続いた。

 後半26分には相手シュートがバーを直撃。こぼれ球を押し込まれ、先制を許した。「我慢して我慢してワンチャンスという相手のプランにやられた」と名波監督。同28分からは故障明けの俊輔がピッチへ。背番号10は「ギアチェンジしたかった」と適度にボールを散らしたが、同点には持ち込めなかった。

 チーム最多4本のシュートを放った川又は「足を運んでもらったサポーターに申し訳ない。前半に決めていればこんな展開にならなかった」と唇をかんだ。チームは開幕から15試合を6勝3分け6敗の勝ち点21で終えた。「この中断期間は大事。課題はいっぱいある」と俊輔。6月2日にはルヴァン杯プレーオフステージ・G大阪戦が控える。しばし羽を休め、次なる戦いに備えていく。

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