【浦和】DF槙野、体張って0封締めで代表合流準備万端

スポーツ報知
前半、G大阪・マテウス(右)と競り合う浦和・槙野(左)

◆明治安田生命J1リーグ第15節 G大阪0―0浦和(19日・パナソニックスタジアム吹田)

 ロシアW杯の中断前最終戦で、浦和は敵地でG大阪と0―0で引き分けた。浦和はDF槙野智章(31)、DF遠藤航(25)、G大阪はGK東口順昭(32)の代表守備陣が奮闘した。

 浦和の日本代表DF槙野がタフネスぶりを発揮し、W杯最後の公式戦を4試合連続完封で締めくくった。「(失点)0で終えられたのは良かった。勝ち点3を取りたかった」。無得点を悔やんだがゴール前で体を投げ出し、シュートブロックするなど存在感を示した。

 29日間で9試合目。チーム一の過酷なスケジュールとなったが、海外組に対抗するため自身を追い込むことを好む。「オリヴェイラ監督が厳しい環境を作ってくれました。自分のコンディションが1つ上がったと思います」

 連戦中も週に2度の低酸素トレーニングを欠かさなかった。試合翌日は回復運動が中心だが、練習後にも都内のジムに通う。「リカバリー時に(負荷を)上げることで限界値を上げようとしています」。後半15分以降も間合いを詰める力、ジャンプ力は落ちない。

 10年1月に代表デビューしてから2度W杯メンバーに落選も、ハリルホジッチ前監督時代にレギュラーに上り詰めた。ガーナ戦のメンバーに選出され、3度目の正直まであと少し。「つかみかけているものをこぼさないようにしないといけない」。初のW杯メンバーへパワーアップし続けるストッパーは、23日に代表に合流する。(羽田 智之)

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