【仙台】石原、開始2分弾!15連戦ラストで鹿島斬り

スポーツ報知
前半2分、ヘディングシュートで先制点を決める仙台・石原(手前)

◆明治安田生命J1リーグ第15節 鹿島1―2仙台(20日・カシマスタジアム)

 J1ベガルタ仙台がアウェーで鹿島に2―1で勝利。3月31日のホーム・長崎戦(1〇0)から5月20日の鹿島戦まで15試合を戦う連戦のラストゲームを勝ち点3で飾った。前半2分、FW石原直樹(33)のゴールで先制すると、後半20分にはDF板倉滉(21)がセットプレーから追加点を挙げた。同40分に相手のFW鈴木優磨(22)にゴールを許して1点差に詰められたが、粘りの守りで逃げ切った。順位は暫定7位で、リーグ戦の中断期間に入る。

 電光石火の攻撃で主導権を握った。前半2分、左サイドからMF関口訓充(32)がドリブルでボールを運び、ペナルティーエリア中央から左へ移動する石原の動きに合わせてクロスを供給。背番号11は「精度もスピードもピタリとはまった。イメージ通り」ダイビングヘッドで先制点を決めた。

 石原は、リーグ戦8試合ぶりとなる今季4得点目を挙げた。今季初アシストでゴールを演出した関口は「直くん(石原)と、ああいう連係の話をしていた。素晴らしいゴールだった」。経験豊富な2人の鮮やかな連係がチームを勢いづけた。

 1―0の後半20分、CKからDF板倉滉(21)が頭を合わせて追加点。攻勢を強める鹿島から同40分にFW鈴木優麿(22)のゴールで1点差に詰められたが、粘り強く守って逃げ切った。渡辺晋監督(44)は「全てを出し切って来いと選手たちを送り出した。思い切りよくプレーしてくれた」と選手たちをたたえた。

 3月31日の長崎戦から5月20日の鹿島戦まで15連戦(ルヴァン杯4試合)の過密日程を7勝2引き分け6敗で終えた。同杯の予選グループは首位通過、リーグ順位は暫定7位でW杯の中断期間に入る。石原は「チームはまだまだ良くなる。中断期間にもっとレベルアップしたい」。エースと共にチームは上位進出への道を突き進む。(小林 泰斗)

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