【川崎】日本代表・大島がFK獲得、先制弾呼び快勝        

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第15節 川崎3―0清水(20日・等々力陸上競技場)

 川崎は日本代表MF大島僚太(25)が倒されて得たFKをMF中村憲剛(37)が決めて先制し、清水を3―0で下した。J1はロシアW杯のため中断し、7月18日に再開する。

 川崎MF大島が絶好機を演出した。前半14分、右サイドの低い位置でボールを受けると左足でゴール前へ浮き球のパス。「竜也(長谷川)が普段の練習も狙っているので、通せればってとこだった」。相手のDFラインをかいくぐり、MF長谷川がGKと1対1に。ループシュートは外れたが、日本代表に選出された背番号10が魅了した。

 前半18分にはゴール前中央の約22メートル地点でボールを受けると、左足でボールコントロールして相手のタックルを受けファウルを獲得。そのFKをMF中村が直接決めて先制点を奪った。

 後半43分に交代するまで攻守に存在感を見せ好調をアピール。チームもホームでは2連敗だっただけに「全員気持ちが入っていた」と勝利に安堵(あんど)感をのぞかせた。代表合宿には24日から参加。「まずはけがをしないように」と初のW杯メンバー入りへ意気込んだ。

 ◆2年超ぶり2発憲剛「西城さんの力」感謝のYMCA 

 MF中村が16年3月19日の甲府戦(中銀スタ)以来2年2か月ぶりの2得点。前半19分に約25メートルの直接FKを決めると、後半12分には相手のボールをカットして、左足で決めた。2点目の後には16日に急性心不全で他界した歌手・西城秀樹さんの「YOUNG MAN」の振り付けのYMCAを披露。2000年から年に1度ハーフタイムショーを務めてくれた縁もあり「珍しく2点取った。これは西城さんの力」と天国へゴールと勝利を届けた。

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