【甲府】小塚&堀米2シャドーでリーグ戦6年ぶり4連勝狙う

スポーツ報知
FKの練習をする小塚

 リーグ戦3連勝中で8位のJ2ヴァンフォーレ甲府は26日、ホームで暫定首位の大分戦(中銀スタ)に臨む。25日は中央市内で最終調整を行った。この3連勝中、いずれも2シャドー(下がりめのFW)の左右で先発した小塚和季(23)と堀米勇輝(25)が、大分戦でもスタートから出場することが濃厚。好調のチームの攻撃陣をけん引するコンビが、クラブとしてはJ2で優勝した2012年以来となる6年ぶりのリーグ4連勝へ導く。

 乗っているチームを象徴するかのように、暫定首位の大分との決戦を翌日に控えた選手たちは緊張感を漂わせながらも、笑顔があった。リーグ4戦連続で先発出場が濃厚な堀米は「チームが勝つために全てを出し切ることに集中したい」と気合十分に話した。

 前節の敵地・讃岐戦(20日)で3―0と勝利し、クラブとして3年ぶりのリーグ3連勝を飾った。その3試合全てで1トップに続く2シャドーの左右で先発しているのが小塚と堀米だ。堀米は「全てのプレーの質をもっと上げていきたい」と謙遜するが、直近3試合でチームはいずれも複数得点を挙げており、攻撃陣の一角として好調の要因となっていることは間違いない。小塚も同じく貪欲な姿勢を見せる一方で、「(白星が)結果として出ているので、調子はいいのかな」と手応えをつかんでいる様子だ。

 リーグ4連勝となれば、12年に24戦無敗のJ2記録を作ったさなかに6連勝して以来、6年ぶりのこととなる。今季、リーグトップタイの29得点を挙げるなどして首位を走る大分が相手だけに簡単なことではないが、甲府も負けじと上げ潮ムードだ。さらに大分には直近のリーグ戦で6試合負け無し(4勝2分け)と相性の良さも後押しする。

 堀米は「大分戦は本当に大事。今まで3連勝していることが、ここで勝つことでさらに大きなものになる」と闘志。小塚は「(堀米との)コンビネーションで点を決めたい」と意気込んだ。ここで首位をたたき、さらなる上昇気流に乗る。(三須 慶太)

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