藤枝東・井上、3戦連発!5年ぶり決勝進出
スポーツ報知
◆高総体男子サッカー静岡県大会▽準決勝 藤枝東2―1浜松開誠館(26日・草薙陸上競技場)
清水桜が丘は常葉大橘に前後半で1―1も、PK戦を5―4で制し、3年ぶりの決勝進出。MF川口慶祐主将(3年)を故障で欠く中、粘りを見せた。藤枝東は浜松開誠館に2―1で逆転勝ちし、5年ぶりにファイナルに駒を進めた。後半20分にFW井上燎哉(3年)の3試合連続弾で追い付き、同29分にオウンゴールで勝ち越した。決勝は6月3日、エコパスタジアムで行われる。
持てる力を全て解放した。1点を追う後半20分、スルーパスを受けた藤枝東・井上は反転から左足を一閃。「気持ちを込めました」。痛烈な同点弾を放り込み、派手なガッツポーズを繰り出した。
これで3戦連発だが、この日も含め、すべて途中出場。チーム内でFWは特に競争が激しく、先発に定着できていない。「結果を出して奪い取るしかない」。利き足は右だが、居残りで両足で30分のシュート特訓が日課。逆足も武器になることを証明してみせた。
同29分にはMF浦部のクロスを相手GKが落球し、これがオウンゴールとなった。ラッキーな形で決勝点を呼び込んだ浦部は「風に乗ってくれました」とニヤリ。決勝で激突する清水桜が丘には4月のプリンスリーグで快勝(2―0)している。井上は「3年生の仲間のためにも絶対勝つ」と誓った。