【仙台】昨季Vの関口が教えるルヴァン杯突破方法…湘南とプレーオフ第1戦

スポーツ報知
ドリブルでボールを運ぶ関口

 J1ベガルタ仙台は2日のルヴァン杯プレーオフ(PO)ステージのアウェー・湘南戦(19時、BMWスタジアム平塚)に向けて1日、仙台市・紫山サッカー場で最終調整。リーグ戦でも左ウィングバック(WB)のレギュラーをつかみつつあるMF関口訓充(32)の先発出場が有力。今季初ゴールにも意欲を見せた。試合はホーム&アウェー方式で、第2戦は9日午後3時から、ホームのユアテックスタジアム仙台で行われる。

 活気あふれる仙台の練習の中心に関口がいる。ピッチに響く関口の声に負けじと選手たちの声が飛び交う。この日の実戦練習では主力組の左ウィングバックでプレー。左サイドから中に入る動きを確認し、「中に切り込んでシュートを打つイメージはある。試合で自分の良かった時の感覚を取り戻していきたい」と今季初ゴールへ闘志を燃やした。

 4月10日に仙台に6年ぶりの電撃復帰を果たし、エネルギーあふれる声とプレーでチームを鼓舞。5月6日のアウェー・湘南戦(3〇1)からはリーグ戦3試合に連続で先発。順調に状態を上げ主力の1人になりつつある背番号40は、「湘南には後半苦しめられた部分もあるが、イメージは悪くない」と自信をのぞかせた。

 ルヴァン杯のPOステージはホーム&アウェー方式で2試合行われる。勝敗が同じ場合は得失点差、それも同じ場合はアウェーで決めたゴール数の差で決まる。昨季C大阪で同杯8試合に出場し、クラブ初の優勝に貢献した関口は「90分のゲームというよりは、180分の試合と捉えて戦う。相手のホームでいかに点を取るかも大事なので、思いっきり戦いたいと思います」と言葉に力を込めた。

 昨季クラブ初の同杯4強となった仙台は今季はカップ戦ファイナリストを目標に掲げる。「リーグ戦の鹿島戦(5月20日、2〇1)にアウェーでしっかり勝ってチームの雰囲気は良い。反省するところはしっかりしながらやっていきたい」と関口。頂点を知る男がチームの勢いをさらに押し上げる。(小林 泰斗)

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