【磐田】天皇杯、中京大を延長で下す 松浦が決勝ゴール

スポーツ報知
延長前半13分、勝ち越しとなるゴールを決めた松浦(手前)

◆天皇杯サッカー全日本選手権 ▽2回戦 磐田3―2中京大=延長=(6日・ヤマハスタジアム)

 J1勢が登場し、中京大(愛知)と対戦したジュビロ磐田は前半ロスタイムに2年目MF藤川虎太朗(19)のプロ初ゴールで先制したが追いつかれ延長戦へ。延長前半13分、MF松浦拓弥(29)が決め初戦を突破した。

 午後9時を回り、絶対に負けられない戦いになっていた。2―2の延長前半13分、松浦はペナルティエリア内で冷静に胸トラップ。最も蹴りやすい場所に置くと、左足を振り抜く。3―2。試合後、「うまいタイミングで球を受けられた」。両手を大きく広げ、興奮ではなく安堵(あんど)の表情。名波浩監督(45)は「ジャイアントキリング(大物食い)が裏テーマの大会で難しい相手。2―0のときにとどめをさせなかった」と振り返った。

 磐田ペースだった。前半ロスタイム、高卒2年目の藤川がプロ初ゴールを決め、先制した。試合前までここ公式戦4戦1得点だったチームに勢いをもたらした。後半3分にはFW中野が右足で冷静に流し込みリードを広げた。

 だが、後半37分に中京大DF武田に1点を返されると、後半終了間際に同MF大城に2―2とされる同点弾を決められた。

 延長戦開始とともにMF松浦を投入。同10分にはMF山本を投入するなどなりふり構わぬ采配で勝ちをもぎ取った。3回戦でJ2山口も撃破する。(山田 豊)

サッカー

×