【富山】ドローで暫定12位に浮上も安達体制3戦無敗「もう少しいいチームにして盛岡戦に」

スポーツ報知
前半5分、先制ゴールを決めて仲間から祝福される富山MF遠藤(中央)

◆明治安田生命J3リーグ第13節 カターレ富山2―2YS横浜(9日・富山県総合運動公園)

 カターレ富山は、ホームでYS横浜と2―2今季初の引き分け。14位から暫定12位に浮上した。前半5分にMF遠藤敬佑(29)、後半6分にはMF前嶋洋太(20)のゴールで2点を先行。その後、追い付かれて守備に課題を残したが、安達亮新監督(48)就任後は3戦負けなし(2勝1引き分け)と好調だ。次戦23日のホーム・盛岡戦(午後6時、富山県総合運動公園)で再び勝利を目指す。

 安達イズムが浸透してきた富山が、試合開始から主導権を握った。前半5分、遠藤がゴール前中央でMF新井瑞希(21)のパスを受け、左足で先制ゴール。3月17日の藤枝戦以来、約3か月ぶりの今季2点目を挙げ、安達監督が就任後、初出場で起用に応えた。

 「新井を信じてポジションを取り、ゴールにつながって良かった」と遠藤。前半終了間際に相手選手の退場で数的有利となり、後半6分には前嶋が左サイドから中央に切れ込んで追加点。遠藤は「亮さん(安達監督)は攻撃が好きな監督で『こういうプレーをしてみよう』と、映像を使ったりしてチームに落とし込んでくれる。前嶋のゴールもそう。いい影響が出ていると思う」と、新監督効果を口にした。

 5月19日の鳥取戦(3〇2)、3日の北九州戦(3〇0)に続く今季初の3連勝が見えたが、10人のYS横浜に2―0から2点を奪われドロー。安達監督は「残念。3点目がなかなか入らず、選手たちも『これはいかんな』と思っても、変えられないのがこのチームの力のなさ」と、ダメ押しできなかったことを悔やんだ。

 次戦の盛岡戦まで2週間空く。指揮官は「練習すれば失点は防げる。もう少しいいチームにして盛岡戦に臨みたい」と、強化に自信を見せた。(竹内 竜也)

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