【札幌】菅大輝、「不完全燃焼」世界での屈辱を糧に進化図る

スポーツ報知
シュートの弾道を見る菅(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝(19)が、世界での屈辱を糧に進化を図る。札幌は22日、宮の沢で札幌大と練習試合を行い、14―2で勝った。

 1本目に左サイドハーフで出場し、1アシストを記録した菅は、7日までフランスで行われていたトゥーロン国際大会にU―21日本代表として臨んだ。2戦目のポルトガル戦は先発するも、前半41分で途中交代。「やりたい事を出せず、不完全燃焼で終わった」と納得の結果を得られなかった。

 大会中、2試合でピッチに立った機会にも「いい経験はしたが、必要なのは結果。クロスのほとんどがブロックされたし、また0からの気持ちでやらないと」と巻き返しを誓った。

 今季は開幕からリーグ戦全15試合に先発。ただ、W杯中断前最後の試合となった5月20日の神戸戦は、前半までで退いた。「代表スタッフからも『チームで出続けることが大事』と言われた。常に選ばれるためにも、自分の持ち味の縦への仕掛けを意識して試合に出続けたい」。フランスで出し切れなかったものに磨きをかけ、菅が札幌でも代表でも盤石の地位を築く。(砂田 秀人)

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