【C大阪】柿谷、残留を決断 クラブ誠意に応える

スポーツ報知

 C大阪のFW柿谷曜一朗(28)が30日、オファーを受けていたG大阪に正式に断りを入れ、チーム残留を決断したことが分かった。16位と低迷するG大阪は決定力不足を解消すべく、同じ大阪のライバルクラブでエース番号「8番」を背負う柿谷に正式にオファーを送り、獲得を目指してきた。今季は12試合に出場しているが途中交代も多く、起用法に不満を持っていた柿谷は、“禁断の移籍”を真剣に検討。熟考を重ねたものの、移籍はせず再び桜軍団で戦う決断を下した。

 柿谷は4歳からC大阪の下部組織に所属してきた、いわばチームの顔とも言える存在だ。そんな生え抜きエースの流出を阻止すべく、クラブ側も尽力。玉田稔社長(64)を始め幹部らは、27日まで行われた沖縄キャンプ中にも複数回、本人と話し合いの場を設け誠意を伝え続けてきた。相手がG大阪ということもあり決断に注目が集まったが、同社長は「残ってくれるのならありがたい」と感謝した。

 C大阪は現在4位とまだ優勝を狙える位置におり、初のリーグ制覇をかなえるためには、柿谷の力が必要不可欠だ。さらに妻でタレントの丸高愛実(28)が11月に第1子を出産予定。生まれてくる我が子のために、パパとしてもますますの活躍が期待される。

サッカー

×