【浦和】阿部、Ｊ１通算５５０試合出場達成も不可解判定に泣く

　浦和は不可解な判定に泣き、８試合ぶりの黒星を喫した。後半４３分、ＭＦ柏木の右ＣＫだった。ＤＦマウリシオがシュートし、鳥栖ＤＦがクリアしたボールをＦＷ李が押し込みネットを揺らした。同点と思われたが、上田益也主審（３５）は副審が旗を上げており、ノーゴールにした。

　判定が変わったという。副審はオフサイドを示す旗の上げ方をしていた。ある選手は「最初オフサイドと言われ、次にファウルと言われた。１つの笛で面白い試合が台無しになる」と嘆く。別の選手は「こちらも人生かかっている。しっかり説明してほしい」と訴えた。李が鳥栖ＧＫに対してファウルしたと説明されたが、その時点では副審は旗を上げていなかった。

　ＭＦ阿部が途中出場し、Ｊ１通算５５０試合出場を達成した。史上４人目、３６歳１１か月５日の最年少記録だったが、浦和にとっては後味が悪い形で勝ち点１を失った。（羽田　智之）