【長崎】尹晶煥監督が新監督最有力…厳しい指導がC大阪に合わず今季限り退任へ

スポーツ報知
C大阪の尹晶煥監督

 今季限りでの退任が決定的となったC大阪の尹晶煥監督(45)が、来季は長崎の新監督の有力候補に挙がっていることが13日、関係者への取材で分かった。今季からJ1に初昇格した長崎は高木琢也監督(50)の下、5試合を残し勝ち点28の最下位に沈んでいる。日本での指導実績も十分な尹監督を招聘(しょうへい)することで立て直しを図ろうとしており、水面下で条件面などの調査を進めているという。

 元韓国代表MFの指揮官は、鳥栖などを経て昨季から現役時代にプレーしたC大阪に監督として帰ってきた。1年目の昨季は、J2から昇格したばかりのチームを2冠に導くなど手腕を発揮。しかし今季はACL、ルヴァン杯、天皇杯で敗退し、リーグ戦でも8位と苦しい状況に置かれている。鳥栖時代は厳しい指導でチームをつくり上げたが、その厳しさがC大阪のチームカラーになじまなかったという声も上がっている。

 C大阪は昨季の2冠を評価する一方で、内部からの意見も踏まえて総合的に判断。最大の目標であるリーグ優勝を果たすためにも、2年契約最終年の指揮官と契約を更新しない方針を決めた。来季へ向けては国籍を問わず新監督候補を複数人リストアップし、調査を行っている。

 ◆尹 晶煥(ユン・ジョンファン)1973年2月16日、韓国・光州生まれ。45歳。95年に韓国・油公コッキリ(現・済州UFC)に入団。2000年、C大阪に加入し、02年日韓W杯に出場。城南一和天馬(現・城南FC)、全北現代を経て、06年に鳥栖移籍。07年に現役引退し、11年から鳥栖の監督に就任。14年8月、クラブ首脳と折り合わず解任された。15年から蔚山現代、17年からC大阪監督。

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