【横浜M】元社員が7年間で約3300万円着服! クラブなど高級店で飲食

スポーツ報知
元社員の着服が発覚し、謝罪する黒沢社長(左)と塚本常務取締役

 J1の横浜Mは20日、元経理担当社員が2012年3月から18年4月の約7年間にわたり、クラブの資金約3300万円を着服し、私的に流用していたことを発表した。都内で会見を開き、黒沢良二社長(62)は「ファン、サポーターの皆様、パートナーの皆様をはじめ、関係する全ての皆様に深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 クラブによると、今年4月に発覚。外部弁護士を起用の上で調査した結果、本人が全てを認めたため、6月11日付けで懲戒解雇した。9月18日付けで、元社員とクラブで公正証書を作成し、元社員が全額弁済していくことを取り決めた。

 元社員は収入印紙の管理担当者に「契約書に使用する」とだました上で収入印紙を購入させ、受領し、金券ショップなどで換金していた。クラブなどを含む高額な店での飲食や、百貨店で衣服を買うなど、遊興費に使っていた。クラブが本人を聴取したところ、「最初は出来心だったが、そのうちにほぼ毎月遊ぶ金を欲しさにやってしまった」と弁明したという。

 クラブはすでにチェック機能の強化など再発防止策を策定。管理監督責任として黒沢社長の役員報酬の20%を3か月間減額することを決定した。

 また、この日都内で行われたJリーグ理事会で報告され、横浜Mにはけん責と制裁金300万円が科された。

サッカー

×