【鹿島】安部裕葵、悔し涙「本当に勝ちたかった。悔しいという感情を超えた」

スポーツ報知

◆クラブW杯▽準決勝 Rマドリード3―1鹿島(19日・UAE、アブダビ)

 アジア王者の鹿島は欧州王者・Rマドリードに1―3で完敗した。

 感情を抑えることができなかった。サポーターへのあいさつを終えたMF安部裕葵は、MFレオシルバに肩を支えられながら、右手で目頭を押さえた。

 「0―3になってから1点が入って。本当に勝ちたかった。でもプレーしていて、苦しすぎて。きつすぎて。(これが)自分の能力ですし、相手が涼しそうにプレーしているのを見て、悔しいという感情を超えました」

 1得点を挙げた準々決勝・グアダラハラ戦に続きフル出場。左サイドで先発し、後半途中からはFWに回ったが、得点に絡むことはできなかった。2点差での敗北は2年前と同じ。しかし2年前以上に力の差を感じさせる内容となった。安部は「前半の30分ぐらいで強度の違いを感じた。自分のコンディションは悪くないと思っていた。でも自分の息が上がっているのに気付いて。相手の強度、パススピード、展開の速さ、判断のスピード、全部が速い。それで気付きました。でも前半は見て分かった通り、みんな動けてましたし。でもあれは普通にやってるように見えたかもしれないけど、いつもより強度が高かった」と振り返った。

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