カズ「喪失感がすごい」…イチロー引退を語る

スポーツ報知
現役引退したイチローについて語る横浜CのFW三浦

 横浜CのFW三浦知良(52)は21日、現役引退を発表したマリナーズ・イチロー外野手(45)について「どんなカテゴリーでも続けてくれると思っていた」と感想を語った。

 横浜市内での練習後、取材に対応したカズは「喪失感がすごい」とぽつり。競技は違えどで第一線で走り続けていることや、お互いに神戸を拠点とするチームに在籍したことから親交が始まった。イチローが海を渡った後も連絡を交わし、オフには顔を合わせて交流を深めてきた。

 最後に会ったのは2017年12月25日。当時、イチローはマーリンズを退団し、無所属の状態で神戸市内で自主トレに励んでいた。カズは「イチローさんにとっては、大変な時期だったと思う。僕の中では、カテゴリーを落としてもどこかで続けていくと思っていたが、大リーグでなければ辞めるという強い覚悟と迫力を感じた」と回想しつつ、「引退に関しては本当に、本人の気持ち。それを尊重したいですし、これからの人生は長いので楽しみにしています」とした。

 今季の東京での開幕戦前にも「いよいよ開幕ですね」とメールを送ったことを明かしつつ、「(今は)何を送ってよいか分からない。次会ったら、『ちょっと走ろうか』と『トレーニング一緒にしようか』と話そうかな」と笑った。

 イチローは45歳で退くことを決断した一方で、52歳のカズはプロ34年目を迎えた今季も走り続けている。「少し休んでカムバックしてもらいたいですね。プレーしている姿を見たいですね。引退したからといって、野球を辞める必要はないですし。野球はずっと大切にしていって欲しいです。三振しようが何しようが、イチローさんにはずっとプレーして欲しいなと思います」とカズならではの“エール”を送った。

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