本田、今冬にも中国スーパーリーグに移籍へ…上海上港が“爆買い”向け本格調査

2016年10月20日5時0分  スポーツ報知
  • 今季、大幅に出場機会を減らすACミランの本田(ロイター)

 日本代表FW本田圭佑(30)=ACミラン=が、今冬にも中国スーパーリーグへ移籍する可能性が出てきた。同リーグの強豪・上海上港が、ミランで出場機会に恵まれていない本田の本格調査を開始したことが19日に判明。本田のミランとの契約は来夏までで、獲得に必要な2~4億円(金額は推定)の移籍金にも問題はない。潤沢な資金で世界中の大物監督や選手を“爆買い”しているリーグだけに、日本の“王様”を獲得するメリットは大きい。

 本田が意外なクラブから熱烈なラブコールを送られた。上海上港は今夏から日本代表選手を中心に、日本人選手の獲得へ向けた動きを本格化。欧州からの移籍が可能となる2017年1月に本田の獲得を目指すことになった。「実現する可能性はかなりある」と中国スーパーリーグ関係者。今後は代理人を通じて詳細な交渉に入る意向という。

 本田は今年6月、ACミランとの契約が残り1年となった段階で契約延長のオファーを受けたが固辞。契約満了後の移籍なら移籍金がゼロになるため、ミランにとっては来年1月の移籍市場が、移籍金を取れる最後のチャンスとなる。本田は今季のセリエAでの出場も8試合中2試合にとどまっており、合計出場時間はわずか19分。日本代表のプレーにも影響が出ており、出場機会の確保が急務となっている。中国移籍が実現すれば代表合流時の移動時間が短縮され、時差ボケもなくなるというメリットがある。

 中国政府は昨年3月に「サッカー改革総合プラン」を公表。熱心なサッカー・ファンとして知られる習近平国家主席が、国内サッカーの底上げを目的に国策として掲げた。各クラブのオーナーらは習主席に近づくため、こぞって欧州や南米から大物の“爆買い”を開始。上海上港はアジアでも知名度が抜群の本田獲得に狙いを定めた。

 上海には日系企業も多く、集客増に一役買うことは間違いない。中国リーグを放送していない日本への放映権ビジネスにも期待できる。チームはスーパーリーグ優勝とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者を目指しており、率いるのはイングランド代表監督などを歴任した世界的名将のエリクソン監督(68)。その要求に応える実力であることはリストアップの大前提と言える。

 今夏にはゼニト(ロシア1部)からブラジル代表FWフッキを移籍金5600万ユーロ(約63億7000万円)で獲得するなど、選手のレベルは高い。今季はACLで8強に進出しリーグでも4位につけるなど、着実に力をつけてきている。本田は05年にJ1名古屋からプロ生活をスタートさせ、小さい頃からの夢だったACミランでプレーすることをかなえた。オーストリア2部・SVホルンの実質的オーナーを務めるなど、固定観念にとらわれない斬新なスタイルを貫いており、次なるチャレンジに中国を選ぶ可能性は十分にある。

 ◆中国スーパーリーグ 2004年にスタート。16チームが参加し、ホーム&アウェーの2回戦総当たり(全30節)で戦う。下位2チームが甲級(2部)に降格。外国人枠は4で、3人+アジアサッカー連盟所属協会の国籍選手1人が同時に出場可能。例年3月に開幕し11月に閉幕。最多優勝は広州恒大の5回。

 ◆上海上港 2005年に中国・上海をホームタウンとして創設。当初は上海東亜という名称だったが、15年に上海国際港務グループが経営に入り現名称に。13年スーパーリーグ昇格。15年は2位で、今季はACLに出場し8強。ホームスタジアムは上海体育場(収容6万5000人)。監督はスウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソン氏(68)。チームカラーは赤と白。ブラジル代表FWフッキらが所属。

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