ベロエ加藤、ハリルジャパン初選出で「ウザがられるくらい貪欲に聞いた」

2017年6月30日14時0分  スポーツ報知
  • 代表に初招集された加藤は、練習でも臆することなくファイトした(左は長友)
  • 本紙インタビューで今後について語った加藤

 サッカー日本代表MF加藤恒平(28)=ブルガリア1部ベロエ=がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じた。J1の実績がないが、6月のロシアW杯アジア最終予選メンバーにサプライズ選出。プロ6年間で4か国を渡り歩いた苦労人が年代別も含めて初めての代表で培った経験と、「夢」のロシアW杯への思いを語った。(取材・構成、田中 雄己)

 J1の実績がない中でサプライズ選出されたMF加藤だったが、6月7日の親善試合シリア戦と同13日のW杯予選イラク戦で出番はなかった。それでも初めての日本代表合宿に参加した17日間は「かつてない刺激を受けた」。最初の8日間は海外組と過ごした。「皆が僕より高いレベルのリーグに所属している。そこでは何が求められているのか。すごく興味があったし、これだけいろいろな人の話を聞ける機会はない。ウザがられるくらい貪欲に聞いた」。ピッチ上はもちろん、食事会場やミーティングルームでも質問攻めにした。GK川島永嗣(34)=メツ=やFW本田圭佑(31)=ACミラン=には移籍先の相談をし、FW乾貴士(29)=エイバル=には幼少時から憧れるスペインリーグの情報を収集。DF長友佑都(30)=インテル=からは「夜は炭水化物少なめ、血糖値を急に上げないように食事の順番に気をつける」などのアドバイスを受けた。

 いざピッチに入ると、代表選手のプレーの質の高さに驚いた。「僕が渡り歩いてきた国では、常にプレーの選択肢が少なかった。敵と対峙(たいじ)しても味方は寄ってこず、まずは自分でどうにかしなくてはいけない。一方で代表は、味方がいてほしいところにいる。サポートの数が圧倒的に多い。パス1本にしても、敵から遠い方の足に送ってくれる。(自分がプレーした)海外の選手はパスを出したらオッケーという感覚。何気ないことだけど、差を感じた部分」

 ピッチ外でも衝撃を受けた。「全てが何不自由なくそろっている。飛行機のビジネスクラスに初めて乗った。エコノミーと違い、陶器の皿に食事が盛られているのには感動したし、座り心地も最高で、よく眠れた。(遠征先の)イランにもシェフが帯同し、日本食が出てきたのにも驚いた」

 ◆加藤 恒平(かとう・こうへい)1989年6月14日、和歌山・新宮市生まれ。28歳。千葉U―18から立命大を経てアルゼンチン4部サカスチパスと契約。2012年にJ2町田へ加入し、13年8月からルダル(モンテネグロ)に移籍。14―15年シーズンは優勝に導き、リーグのベストイレブンに選出された。173センチ、70キロ。

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