メキシコの“先輩”亀田和毅、パチューカ移籍の本田へ“愛される秘訣”語る

2017年7月16日5時0分  スポーツ報知
  • 亀田和毅

 日本代表FWの本田圭佑(31)がメキシコの名門パチューカに電撃移籍し、サッカー界に衝撃が走った。そのメキシコで一足先に成功を収めた意外な人物がいる。プロボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の和毅(26)=協栄=だ。約8年滞在し、メキシコ人女性とも国際結婚した和毅が15日、スポーツ報知の取材に応じ、メキシコで愛される秘けつを語った。

 メキシコには(07年夏の)15歳の時に単身で渡り、日本と往復しつつ、7~8年は滞在したな。金とパスポートと辞書だけ持って行って、初めは言葉が通じなくて苦労したよ。いまは治安は良くなったけど、夜中に銃撃戦とかあって怖い思いもしたかな。世間的にはそんなイメージなんだろうけど、メキシコって、めっちゃ、人情の国なんですよ。ラテン系の陽気な連中が多くて、特にサッカーは一番愛されてる。当時は中田英寿さんがテレビにも出ていたし、とにかく日本のサッカー選手はリスペクトされている。

 本田選手のパチューカは、俺がいたメキシコシティーから車で3時間ぐらいのとこで、メキシコでは一番のチーム。通訳も何もかもそろうんだろうけど、できれば、本田選手はスペイン語を覚えて、自分の言葉で、自分の気持ちを伝えるとサポーターに愛されるようになる。

 とにかく気持ちを大事にする国民性で、俺は「エルメヒカニート」(メキシコの少年)のニックネームまでつけてもらったし、一度認められると死ぬまでとことん応援してくれる。メキシコに渡って半年後に嫁さん(シルセ夫人、15年10月に結婚)と出会った時もまったく言葉が通じなかったけど、心で触れあえた。ほんと、神様からの贈り物ですよ。国民の8割がカトリック教徒で、実は俺も結婚する前に改宗した。ものすごく成長できたし、メキシコはいろんなことを教えてくれた。

 語学的には本田選手が話せるイタリア語と似てるし、すぐに話せるようになると思う。活躍して、自分の言葉で感謝を伝えれば「サムライ・ハポネス(日本人)」とか名付けらるかも知れないですね。(談)

 ◆亀田 和毅(かめだ・ともき)1991年7月12日、大阪市西成区生まれ。26歳。8歳からボクシングを始め中学卒業後の07年夏に15歳でメキシコに単身武者修行。08年11月にメキシコでプロデビュー。13年8月にWBO世界バンタム級王座を獲得(3度防衛後返上)。15年10月に元アマチュアボクサーで3歳年上のシルセ夫人と国際結婚。33勝(20KO)2敗。身長171センチの右ボクサーファイター。

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