【W杯予選 南米】メッシ3発ロシア切符「幸運にも世界最高の選手はアルゼンチン人だった」

2017年10月12日7時10分  スポーツ報知
  • エクアドル戦の前半、逆転となる2点目のゴールを決め駆け出すメッシ(ロイター)

 ◆ロシアW杯南米予選 エクアドル1―3アルゼンチン(10日・キト)

 南米予選は各地で最終節が行われ、前回準優勝のアルゼンチンとウルグアイ、コロンビアが本大会出場を決めた。敗退圏の6位で試合に臨んだアルゼンチンは、バルセロナFWメッシ(30)の3得点で、エクアドルに3―1で逆転勝ち。勝ち点28で3位に浮上し、12大会連続17度目の出場を決めた。ペルーは得失点差の5位で、オセアニア代表のニュージーランドと11月に対戦する大陸間プレーオフに回った。南米選手権覇者のチリは敗退。

 1974年大会から続いていたアルゼンチンのW杯出場が途絶えかねない危機を、メッシが得意の左足で蹴散らした。多彩なシュートでハットトリックを達成。あと一歩でタイトルを逃し続け、1度は代表からの引退を表明した主将で背番号「10」のエースが、正念場で貫禄を示した。

 “鬼門”を粉砕した。過去のW杯予選で、敵地でエクアドルに勝ったのは1度だけ。標高2800メートルの高地キトでは5戦し1勝1分け3敗と、格下に何度も苦戦してきた。すると、開始直後に先制点を献上。敗退圏の6位で最終戦を迎えたチームを嫌な空気が覆った。

 しかし、前半11分にメッシが左からの横パスを左足で合わせて同点。同18分、得意のドリブルでゴール前へ侵入し、強烈な左足シュートを決めて逆転した。後半17分には、GKの頭上を越える鮮やかなループシュートで相手の息の根を止めた。

 南米予選での通算21得点は、バルセロナ(スペイン)の同僚FWスアレス(ウルグアイ)と並び歴代最多。英国メディア「スカイ・スポーツ」はメッシに満点の10点を与え、マン・オブ・ザ・マッチに選出。最近コメントを控えている寡黙なエースを「国際サッカー史上、最高の個性を発揮した」と絶賛した。

 チームは予選を3位で突破し、1970年メキシコ大会以来となる予選敗退の屈辱を免れた。サンパオリ監督は「素晴らしい試合ができた。幸運にも世界最高の選手はアルゼンチン人だった。世界一の選手(メッシ)がW杯に参加しないなど、あってはならない」と賛辞を惜しまない。3度目の優勝に挑む母国を、メッシは再び救うのだろうか。

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