【山本昌邦氏のW杯完全予想】G組はベルギー個の力
2018年1月2日7時0分 スポーツ報知
2強の組。ベルギーはR・ルカク、E・アザール、メルテンスら攻撃面のタレントは豊富で、個のタレントをどうチーム力に変えられるかがカギ。イングランドは育成の成果が出ており、ケインとアリらトットナムの選手を軸にどう戦うか。
◆ベルギー
両サイドを起点とし、【カウンターの好機を生かす】攻撃スタイルで、190センチのFW、R・ルカク、MFメルテンスら攻撃陣は豊富。【最終ラインの人材不足】も、チェルシーのGKクルトワがゴールを守り、耐えしのぐ。若手選手の台頭で86年の4強超えへ勢い十分。
◆イングランド
正確なロングパスやスピードを生かした攻撃と、体を張った激しい守備が武器。昨季のプレミアリーグ得点王に輝いた24歳FWケインをはじめ、【若手中心】のチーム。“成長段階”ゆえ【経験不足とパスワーク】に不安が残るが、堅守速攻と勢いで突破する。
◆チュニジア
78年アルゼンチン大会以来、40年ぶりのW杯2勝目を目指す。戦力は【小粒】だが主力の大半が国内クラブに所属しており、アフリカ勢の課題である【連係面】は問題なし。ベルギー、イングランドから少なくとも勝ち点1以上を奪い、第3戦のパナマ戦を迎えたい。
◆パナマ
02年日韓大会でエクアドルを初出場に導いたゴメス監督が指揮する。【出場国最低レベルの選手層】を33歳のゴメス、36歳のペネドとペレス、31歳のR・トーレスら出場が100試合を超える選手たちの【豊富な経験】と【熟練の連係】で補いたいところ。