長友がガラタサライ移籍、インテルに別れ「感謝の想いで胸がいっぱいです。ありがとう」

スポーツ報知
ガラタサライに移籍した長友佑都

 トルコ1部の名門、ガラタサライは31日、イタリア1部インテルの日本代表DF長友佑都(31)を今季終了までの期限付きで獲得したと発表した。トルコメディアの報道によると、移籍金は100万ユーロ(約1億3500万円)。本人はこの日、ツイッターで「感謝の想いで胸がいっぱいです。ありがとう」とつぶやき、7年在籍したインテルへ改めて感謝の気持ちを示した。

 長友が、7年も相思相愛の関係を続けてきたインテルに別れを告げる時がついに来た。ガラタサライは31日、公式サイトで長友を期限付き移籍で獲得したと発表した。期間は今季終了までで、移籍金は100万ユーロ(金額は推定)。インテルと長友の契約は19年6月末まで残っている。

 長友はこの日、自らのツイッターで「今日でインテル丸7年。2011年1月31日にインテルからオファーがあり、電撃移籍したのを思い出す。感謝の想いで胸がいっぱいです。ありがとう」とつぶやいた。10年にイタリア・チェゼーナへ移籍した後、11年にインテルへ移籍。7年在籍した愛着のあるクラブへ感謝の思いを記した。

 昨秋には、妻で女優の平愛梨(33)が第1子を妊娠中であると公表した。身重の妻がいる状況で移籍を決断したのは、クラブでも代表でも結果を残したいという純粋な思いからだろう。直近のリーグ戦では、10試合で出場は1試合だけと出場時間が激減。日本代表で通算101試合に出場している31歳は、出場機会を増やすことを優先させた。

 ガラタサライはトルコの名門で、06―07年には元日本代表MF稲本潤一が在籍した。現在リーグは2位につけており、次節は4日の敵地シバススポル戦。また、トルコ杯準々決勝のコンヤスポル戦を1日に控えている。10年南アフリカ、14年ブラジルW杯に出場した日本が誇るサイドバックは、新たな環境での勝負を選んだ。新天地で輝きを取り戻し、必ずロシアW杯でも躍動する。

 ◆ガラタサライ 1905年創立。トルコ最大の都市イスタンブールを本拠地とする名門。リーグ19回、トルコ杯14回の優勝を誇り、2000年にUEFA杯と同スーパー杯を制覇した。監督はトルコ代表を率いたこともあるファティ・テリム氏(64)。チームカラーは赤と黄。ホームスタジアムはトルコ・テレコム・アリーナ(約5万2000人収容)。過去には元コートジボワール代表ドログバ、元フランス代表リベリ、元オランダ代表スナイデル、元ドイツ代表ポドルスキ、元日本代表稲本潤一らが所属した。

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