伝説の元ブラジル代表GKが、長友の運転手に…「凄いレジェンドに恐れ多い」

スポーツ報知
長友佑都

 トルコ1部ガラタサライの日本代表DF長友佑都が21日、自身のツイッターを更新した。ガラタサライやイタリア1部パルマでも活躍した元ブラジル代表GKタファレル氏が、自身の『運転手』を務めていることを明かした。

 長友はこの日、自らのツイッターで「元ブラジル代表キーパーのタファレル。W杯、90年準優勝、94年優勝、98年準優勝の輝かしい成績を持つレジェンド。選手よりも早く練習場に来て、準備をしている超プロフェッショナル。マンション同じでまだ車が届いてない僕の送り迎えをしてくれる優しい人。こんな凄いレジェンドに恐れ多い。苦笑」とつぶやいた。

 長友は、先月末にインテルからガラタサライへの期限付き移籍が決まったばかり。移籍後、約3週間が経過したが、まだトルコに自家用車が届いていないという。そんな日本代表DFの窮地を見かねたのか、同じマンションに住む元ブラジル代表GKが、自宅からクラブハウスまで自らの車に同乗させてくれているという。

 タファレルは1994年アメリカW杯では優勝に貢献するなど、長年ブラジル代表としても活躍。98年フランスW杯でも選出され、W杯には合計18試合出場した。06年ドイツ大会でDFカフーに更新されるまでは、闘将ドゥンガとともにブラジル代表としてのW杯最多出場記録を保持していた。

 一方、若い頃から後進の育成にも積極的で、人格者としても知られている。08年から09年まで札幌に在籍したブラジル人MFのクライトンは、08年に北海道内で中学生らを対象にしたサッカー教室に参加した際に「小さい頃にタファレルとサッカーで触れ合って本当に楽しかった。こういう活動はどんどんやった方がいい」と明かしたことがある。幼少期に伝説の元代表GKと触れ合ったことが、プロを目指すきっかけにもなったという。

 2003年の現役引退後、古巣のガラタサライでGKコーチや暫定監督などを歴任するタファレル氏。不慣れな地で戦う長友にとって、誰よりも心強い存在になりそうだ。

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