人類最速男ボルト氏が、ついに「オールド・トラフォード」で試合出場へ

スポーツ報知

 陸上男子短距離の100メートル、200メートルの世界記録保持者で、昨年引退したウサイン・ボルト氏(31)=ジャマイカ=が27日、自身のツイッターで、6月10日にマンチェスターUのホームスタジアムである英国オールド・トラフォードで行われるチャリティーマッチに出場すると発表した。

 五輪で8つの金メダルを獲得したボルト氏は26日、自身のツイッターで「ついにサッカークラブと契約した。チームは今週の火曜日、英国時間の午前8時(日本時間午後5時)に発表するよ」と発表。その所属先が注目されていた。

 ボルト氏は南アフリカの強豪チーム、マメロディ・サンダウンズに練習生として参加していた。その影響もあってか、英紙の「ザ・サン」は26日の電子版で「ボルトはツイッターで、マメロディ・サンダウンズに入団すると大きなヒントをくれた」と報道。その動向に世界が注目していたが、正解は「ユニセフUK」が6月10日に開催するチャリティーマッチへの出場だったようだ。

 ボルト氏は以前からサッカー好きを公言し、イングランド1部・マンチェスターUへの入団を熱望。今年1月には英国紙の取材に応じて「3月にドルトムントでテストを受けて、その先が決まる」。香川真司も所属するドイツ1部ドルトムントの入団テストを受ける意向を明かしていた。

 なお、海外では異業種に挑戦するアスリートや著名人は珍しくない。1994年にはNBAで『神様』と呼ばれたスーパースター、マイケル・ジョーダン氏が、一度バスケットボールを引退して、大リーガーを目指したもののストライキもあって1年で断念したことがある。

 また、やり投げの世界記録保持者J・ゼレズニーは投手として米大リーグ、ブレーブスのテストに参加した例やカントリー歌手として有名だったG・ブルックスも米大リーグのパドレス、メッツでキャンプに参加したことがある。

 また2003年夏には米男子プロゴルフツアーで通算21勝(勝利数は当時のもの)のフィル・ミケルソンが米大リーグ挑戦を表明。タイガース傘下3Aトレドの入団テストを受けたが、不合格に終わっている。

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