【ロシアW杯ライバルチェック】守備もマネーも「計算できる」コロンビア代表DFサンチェス

スポーツ報知

 ライバルチェックの第2回はコロンビア代表DFダビンソン・サンチェス(21)。所属するイングランド1部トットナムで、7日のストーク戦に先発フル出場。2―1の勝利に貢献した。

 長い足を伸ばし、ピンチを防いだ。前半14分、トットナムのコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスは、左からのクロスを飛び込んでクリアした。ペナルティーエリア内には3人の味方と同数の相手選手が侵入。パスが通れば失点は免れない状況で、堅実な守備を見せた。

 同33分には右クロスを頭でクリア。188センチの長身で空中戦に強く、スピードもある。さらに同10、29分には最終ラインから前線へ正確な縦パスを通すなど足元の技術も確かだ。ストーク戦ではセンターバックでフル出場し2―1でリーグ6連勝に貢献。イングランド1部で4位と好調なチームで欠かせない存在だ。

 「計算」もできる。16年にはバルセロナのBチームからオファーが届き、契約がまとまりかけた。だがオランダ1部アヤックスから「レギュラーで起用する」と5年契約でのオファーを受けると、バルセロナを蹴ってアヤックスへ。「アヤックスで全力を尽くす」と語った数か月後の昨夏、トットナムから移籍金総額4200万ポンド(約63億円)でオファーを受けると、すぐに移籍を決断した。代表でも不動のレギュラー。攻略は簡単ではなさそうだ。

 ◆ダビンソン・サンチェス 1996年6月12日、コロンビア生まれ。21歳。母国のクラブ、アトレチコ・ナシオナルで2013年にプロデビュー。年代別の同代表でも活躍し、16年11月のアルゼンチン戦でA代表デビュー。16年夏にアヤックスと5年契約を結び、同年は32試合出場で6得点。17年夏にクラブ史上最高の移籍金でトットナム入りし、今季は25試合に先発出場(0得点)。188センチ、83キロ。

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