吉田麻也、2戦連続フル出場でドローに貢献

スポーツ報知

◆イングランド・プレミアリーグ第35節 レスター0―0サウサンプトン(19日・レスター)

 【レスター(英国)19日=森昌利】サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、FW岡崎慎司が所属するレスターと敵地で対戦し、0―0で引き分けた。3バックの中央で守備陣を統率し、2戦連続フル出場で無失点に貢献。連敗を4で止めた。岡崎は試合直前の練習で足首を痛め、ベンチ外。

 充実した90分間だった。レスターの攻撃陣を完封した吉田は「今日のクリーンシート(無失点)は大きい。一歩踏み出せた」と手応えを口にした。

 2月16日の練習で左膝を負傷し、3月の日本代表のベルギー遠征は参加できず。さらに復帰戦となった今月8日のアーセナル戦、14日のチェルシー戦では、ともに3失点と降格圏の18位に沈むチームと同様、低調な出来だった。

 だが、この日はイングランド代表FWバーディー、ナイジェリア代表FWイヘアナチョの強力2トップを抜群の読みで抑え込んだ。後半31分にはバーディーへのロングパスに触れてピンチを防ぐなど、的確なカバーリングが光った。「コンディションだけじゃなくて、感覚も良くなってきている」と復調を実感している。

 「クラブでも代表でも(自分が守備のリーダーという)立場的には変わらない。ここでやれれば、代表でもだいぶ楽になる」。頼もしい男が帰ってきた。

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