本田見たか!香川がトップ下で8か月ぶりの代表30点目

2018年6月13日6時0分  スポーツ報知
  • 後半ロスタイム、チーム4点目のゴールを決める香川
  • 香川の代表全ゴール

 ◆国際親善試合 日本4―2パラグアイ(12日、オーストリア・インスブルック)

 昨年10月以来、約8か月ぶりの先発となったMF香川真司(29)=ドルトムント=が、後半ロスタイムにダメ押しゴールを決めた。後半6、18分の得点にも絡むなど1得点“2アシスト”で、トップ下の定位置を争うMF本田圭佑(32)=パチューカ=との序列をひっくり返す働きを見せた。14年6月のザンビア戦以来4年ぶりの逆転勝利で、西野朗監督(63)も手応えを口にした。

 1点差に追い詰められた3―2の後半ロスタイム1分、香川が真価を示した。FW大迫からボールを受けると左足、右足とダブルタッチで1人をかわした。2人目の股下を抜く右足シュートを決め、代表では昨年10月10日のハイチ戦(3△3)以来となる通算30点目。「その前に数多くのチャンスを外していた。あのイメージを持てたことは自信になる」。W杯前最後のスコアラーは背番号10だった。

 ロシアW杯での先発を懸けた“最終テスト”だった。4月に就任した西野監督の構想で、日本代表で初めて本田とポジション争いを繰り広げる形になった。2月にドルトムントで左足首を負傷して長期離脱していた影響もあり、5月30日のガーナ戦と8日のスイス戦はともに先発を本田に譲った。ライバルがスイス戦で低調に終わり巡ってきたトップ下のレギュラー奪回のチャンスだった。

 後半6分、18分と乾のゴールを“アシスト”。それでも26分、35分と決定機を外して課題を残した。「90分通してやり続けようと。どんな状況であろうと、見失わずにやれていた」。昨年10月6日のニュージーランド戦(豊田ス)以来の先発で実力を証明した。

 サブ組中心のチーム編成も後半途中からは大迫、原口、宇佐美らを投入し、レギュラー組の中でコンビを確認。W杯メンバー発表の5月31日、わずか1日のオフに訪ねたのはキング・カズことFW三浦知良(横浜C)の自宅。世界に挑む自分の背中を押してもらった。

 「本田→香川」だった序列を「香川→本田」にひっくり返すには十分な働き。「より次は厳しい戦いになる。(W杯が)スタートするので、より気を引き締めていきたい」。西野ジャパンでの崖っ縁から、W杯開幕直前に不死鳥のごとく復活を遂げた。(恩田 諭)

日本代表
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