西野ジャパン待望1勝!先発10人変更ズバリ

2018年6月13日6時0分  スポーツ報知
  • 初勝利を挙げた西野監督は選手たちを握手を交わす(カメラ・竜田 卓)
  • パラグアイ戦の先発布陣推移

 ◆国際親善試合 日本4―2パラグアイ(12日、オーストリア・インスブルック)

 ダンディーな表情は崩さず、西野監督は控えめな拍手で選手たちをたたえた。「得点をしても次のことを考えていました」。3試合目での初勝利にも、一喜一憂しない“西野流”を貫いた。喜怒哀楽を前面に出したハリルホジッチ前監督とは対照的な姿でW杯開幕前最後の強化試合を終えた。

 大胆な采配が光った。主力組で挑み0―2で敗れたスイス戦(8日)から先発を10人変更。MF香川、FW岡崎ら控え組をピッチへと送り出した。前半は0―1で折り返したが、後半になって4点を叩き込み逆転勝ち。「レギュラーとバックアップは分けていないが、今日の選手たちはギラギラしていた。狙いというか期待に応えてくれた」。逆転勝ちは14年6月のザンビア戦以来4年ぶり。登録23選手全員もテストし終え、この日出場しなかったDF長友は「危機感持っています」。同じく出番がなかったMF本田は試合後に黙々とシュート練習を続けた。競争意識が生まれた点は、チームに大きなプラスだ。

 初陣のガーナ戦は3―6―1、スイス戦は4―5―1でスタートし、この日は4バックは同じだがメンバーはがらっと変わった。監督交代で戦術、選手起用などが変化したことで観戦したコロンビア代表スタッフも対策を絞れない状況となった。「コロンビアとしては捉えづらいトライをしているのでは。全くやってない部分は隠したい」。狙い通りなのかは不明だが、相手のかく乱には成功している。

 史上初となるW杯イヤーでの未勝利を回避し、チームの雰囲気も上向き。長友は「チームが一つになった」と興奮気味に振り返った。「これからの準備が楽しみな結果と選手のパフォーマンスだった」と西野監督。W杯初戦まで1週間。徐々にだが停滞感が消え、歯車がかみ合い始めた。(斎藤 成俊)

 ◆西野監督に聞く

 ―手応え。

 「前半は守備がしっかりできていた。リスクを負わずにボールを持って、落ち着いてゴール前に入る。ただゴールに向かわないといけない。そのバランスと推進力が後半は出たかな」

 ―攻撃に厚み。

 「縦に急ぐのではなく、ボールを保持しながら縦への攻撃ができました。しっかり崩してた中で攻撃できたのは良かった」

 ―乾が2得点。

 「前半外しまくっていて。後半は良かったんじゃないですか。もっとボックス内にドリブルで仕掛けていく良さを出さないといけない。仕掛けの部分を後半は求めていた。前半の修正点を含めてしっかりフィニッシュに持っていってくれた」

 ―香川も1得点。

 「点を取りにいきたくて2トップに変えて、右サイドをやってもらった。守備を求められるポジションだったが、守備と攻撃に関してうまく入っていけた」

 ―まもなくW杯開幕。

 「1試合1試合、攻守に修正できている。今日起用できなかったメンバーもこのアグレッシブさをしっかり感じて、残りわずかですがいい準備をしていきたい」

日本代表
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