【ラグビー】サンウルブズ、代表13人「泥舟」から26人「木の舟」

2016年12月13日6時0分  スポーツ報知
  • スローガンを発表するサンウルブズの(左から)大野均、三村勇飛丸、堀江翔太、フィロ・ティアティアHC、田村優、内田啓介、エドワード・カーク

 南半球スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズが12日、都内で会見し、来季(2017年2月25日開幕)の参加メンバー36人を発表した。2季目は19年W杯日本大会で「8強以上」を目指す日本代表の強化・育成チームとして本格始動。日本代表キャップ保持者は8月に閉幕した今季の2倍、26人が参加。寄せ集めで1勝1分け13敗だった今季を「泥舟」と表現した前主将の堀江翔太(30)=パナソニック=は来季を「木の舟」と期待し「19年W杯前には豪華客船にする」と意気込んだ。

 サンウルブズが「19年W杯」を旗印に2季目へ向けて動き出した。新任のフィロ・ティアティア・ヘッドコーチはスローガンに「一体となって高める」を意味する「RISE AS ONE」を掲げ、「一つ一つの戦いがチャンス。19年に向け、いかにチームを成長させていくかを大事にしたい」と、所信表明した。

 南半球や欧州など5チームからのオファーを断り、2季連続の参加を決めた今季主将の堀江は「19年に向けての思いが強かったんで」と話した。人材不足、練習環境など苦難の発進だった今季のチーム状況を当時は「泥舟」と表現したが「『木の舟』になったんじゃないすかね」と変更。19年W杯イヤーでの最終形を「修業を積んで経験して、世界一周できる『豪華客船』に」と描いた。

 堀江いわく「泥舟」だった初年度は日本代表キャップ保持者が34人中13人だけ。助っ人の外国人選手など寄せ集めで戦い、18チーム中最下位の1勝1分け13敗で終戦した。「木の舟」の2季目は、全員が19年の日本代表候補の陣容に。日本代表経験者は36人中26人。今季は南半球でプレーしたSH田中やFB松島ら主力が初加入し、11月の日本代表欧州遠征で初代表入りしたフランカーの三村ら多くの新戦力も加わった。外国選手も助っ人ではなく、3年後のW杯で日本代表資格を得る可能性がある選手だけが選ばれた。最年長38歳、ロックの大野は「代表強化が人を集める大義名分になった」と喜んだ。

 熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親、水野学氏の手による新ジャージーもお披露目。日本代表の虎の穴ならぬ“狼の穴”として活動する新生チームは、来年2月12日から約1週間合宿を行い、開幕戦で昨季王者のハリケーンズ(ニュージーランド)を迎撃する。来季の勝利数を明言しなかった指揮官に代わり、堀江は「とりあえず2勝すね。1つ上を行く」と力強く代弁した。

(小河原 俊哉)

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