ジョセフ日本、W杯初8強へ“神日程”格上とは中7日で対戦 リーチ「時間がたっぷりある」

2017年11月3日5時0分  スポーツ報知
  • ラグビーW杯の優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を前に笑顔の(右から)畠山、五郎丸(カメラ・頓所 美代子)

 2019年9月に開幕するラグビーW杯日本大会の全試合日程が、決勝の2年前となる2日、都内会見で発表され、開催国の日本代表は史上初の8強入りがかかる1次リーグ突破へ、地の利を最大限に生かせる“天国ローテ”となった。鬼門の第2戦・アイルランド、最終の第4戦・スコットランドの格上とは、ともに中7日で対戦。不利な中3日の試合を強いられ、3勝しながら予選落ちした前回15年のイングランド大会を戦った主将のリーチ・マイケル(29)=東芝=は、「時間がたっぷりある」と大歓迎した。

 日本の史上初8強入りへ、最高のお膳立てが整った。15年に辛酸をなめた主将のリーチが、「時間がたっぷりあって、しっかり準備ができる」とそろばんをはじく試合日程だ。

 優勝経験のないチームが集まったA組で、日本は開幕戦(19年9月20日)で欧州1位(ルーマニア有力)と対戦し、次いで同組最強のアイルランド、プレーオフ1位(サモア有力)、最後に前回大会で唯一黒星を喫した宿敵スコットランドとの対戦順に。初戦が肩すかしの「未定」となったことに、リーチは「個人的にはスコットランドにリベンジしたかった」と漏らしつつも、試合間隔が中7、6、7日となったことを大歓迎した。

 日程を作成したワールドラグビーは、「(日本などの)ティア2が、ティア1の強力チームと短期間で当たらないように協議した」と説明。W杯では長らくティア1(伝統上位国)が優遇される試合日程が組まれ、日本など下位国は過密日程を強いられてきた。15年大会で、日本は初戦でW杯2度優勝の南アフリカに勝利したが、ダメージが残る中3日でスコットランドに敗戦。W杯史上初めて3勝1敗で8強入りを逃した。

 初めて指揮を執るW杯に向け、ジェイミー・ジョセフ代表ヘッドコーチ(HC、47)は「楽な試合は一つもない」としつつ、「非常に恵まれた日程。ピークづくりなど1週間のプロセスをしっかり組める」と評価。当初は「アイルランド、スコットランドとの初戦がいい」とも公言していたが、関係者には欧州1位が予想される、6月に快勝したルーマニアが「いい」と話しており、願ったりかなったりの開幕戦となった。

 アジア初のW杯成功のカギも握る日本は、東京→静岡→豊田市→横浜と、収容人数で上位4つの主要会場を転戦する使命も負った。関東と東海地方に限られ、疲労やストレスが極度にたまる長距離移動を免れた。指揮官は「移動が多いと悪影響を及ぼすので、なるべく避けたかった」とうなずき、試合ごとに練習拠点など環境面で最善策を練っていく考えを示した。日本の8強入りを「W杯優勝に値する」と語ったジョセフHC。不利な材料は一切ない状況で快挙達成を狙う。(小河原 俊哉)

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