明大、星野さんに21年ぶり優勝届けられず…キック外したSO堀米号泣

2018年1月8日6時0分  スポーツ報知
  • 前半26分、トライを決めた明大・福田(中)(カメラ・清水 武)

 ◆第54回ラグビー大学選手権決勝 帝京大21―20明大(7日・秩父宮ラグビー場) 

 明大は21季ぶりの栄冠へわずかに届かなかった。ラグビー観戦が好きで4日に亡くなったプロ野球・楽天副会長の星野仙一さん(享年70)ら多くのOB、ファンの「21年分の思い」をぶつけ、絶対王者と互角以上の戦いを見せるも1点差に泣いた。丹羽政彦監督(49)は「OB、OGが待ちに待った時間だったのに…。本当に悔しい」と唇をかんだ。

 かつてのような重戦車FW戦だけでなく、BK陣の華麗なパス回しで帝京大を翻弄。後半5分には最大13点差をつけ、大学日本一奪回のムードが高まった。だが後半の序盤に23回もの連続攻撃を重ねながら得点を奪えず、その後に2トライを奪われ逆転を許した。全て成功していれば7点分のキックを外したSO堀米は「俺が1本でも決めていれば」とロック・古川主将の肩で号泣した。

 敗れはしたが、かつてSO松尾雄治、ウィング吉田義人、センター元木由記雄、SH永友洋司ら多くのスター選手を輩出した伝統校が復活の手応えを示した。午前4時に起き、一昨年からは学生のために風呂掃除も行ってきた指揮官は「この数年は『人材の墓場』とも言われてきたが、そうじゃないと証明できるとこまできた」と胸を張った。「来年はもう一歩、前へ出る。帝京大のV10を阻止する一番最初のチームになる」。届かなかった1点を埋めるための戦いを、再び始める。

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