サントリー日本選手権連覇!2季連続2冠!

2018年1月14日6時0分  スポーツ報知
  • 優勝が決まった瞬間、喜びを爆発させるサントリーフィフティーン(カメラ・池内 雅彦)

 ◆ラグビー 日本選手権&トップリーグ決勝トーナメント決勝戦 サントリー 12―8 パナソニック(13日・秩父宮) 

 2冠をかけて争い、サントリーが、今季無敗のパナソニックとの激戦を12―8で制し、2連覇を達成した。前半は開始4分、センター中村亮土(26)のトライなどで12―5で折り返し、無得点だった後半はパナソニックの猛攻を封じ込んだ。15―10だった昨季決勝に続き、2季ぶり日本一奪回を狙った強敵を返り討ちにした。優勝回数ではトップリーグで東芝に並ぶ最多5度目、日本選手権では神戸製鋼の00年度での9度に次ぐ通算8度目となり、84年度に7連覇を達成した新日鉄釜石に並んだ。

 流血選手が続出する激しいボール争奪戦の応酬を制し、サントリーが最強パナソニックをはねのけた。ノーサイドの笛とともに拳を突き上げ、麦芽色のジャージーに身を包んだフィフティーンが「よっしゃあ~」と歓喜の絶叫だ。宙を3度舞った沢木敬介監督(42)が「いい我慢だった」と感無量の顔になると、SH流主将は「練習量に自信を持って、最後まで走り切れた。その差が出た」と涙目になった。

 開始4分でセンター中村のトライで先制パンチを入れて折り返し。試合終盤は「どっちに転ぶか分からない展開になった」(流主将)。敵陣で38回の連続攻撃で時間を使い反撃の機会を封じる。しかし残り15秒。相手にボールが渡る。1トライで勝敗が引っ繰り返る4点差。敵陣10メートルから一気に自陣5メートル前まで迫られ、万事休す。ベンチからは「我慢だ、我慢!」。最後はラインアウトで相手が前にボールを落とす反則を犯し終戦。気迫で押し返した。

 昨季は前年9位の過去最低成績から劇的復活V。無敗で駆け抜けた昨季を超えるために「ステイ・ハングリー」のスローガンを掲げ、昨年以上の練習量を上乗せ。判断力を磨き、接戦にも耐えて勝ち抜く対応力をつけた。沢木監督も選手に気の緩みが出れば、間髪入れずにカミナリを落とす“ステイ・アングリー”を継続。「(特に練習が激しい)毎週火曜日が地獄の日だった」とウィングの江見が言えば、流も「心地いい日はなかった」。成功した1年目のデータをもとに体調管理を徹底し、決勝にピークを合わせた。サントリー営業マンのノルマよろしく、ロッカーに「試合のノルマ」を書いた紙を貼り付けて試合に挑んだ。

 目標は「国際基準」。神戸製鋼に並ぶ日本一9度にも王手をかけた。「もっともっとレベルを上げて、日本のラグビー界を引っ張っていきたい」と流。貪欲に追い求めていく。(小河原 俊哉)

 ◆サントリー・サンゴリアス 1980年創部。グラウンド所在地は東京・府中市。チーム名の由来は、サントリーの「サン」、太陽の「SUN」と「ゴリアス(巨人)」。88年から東日本リーグに加盟。95年度に全国社会人大会で三洋電機(現パナソニック)と同点で初優勝。日本選手権は歴代2位の8度優勝(95、00、01、10~12、16、17年度)。TLは最多タイの5度優勝(07、11、12、16、17年度)。

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