「世界一ペア」吉村&佳純、3回戦で大苦戦もヒヤヒヤ逆転勝ち

スポーツ報知
苦戦するも渡井・河村組を下し、ガッツポーズをする吉村(右)・石川組

◆卓球 全日本選手権第2日 ▽混合ダブルス3回戦 吉村・石川組3―2渡井・河村組(16日・東京体育館)

 世界選手権金メダルペアが、3回戦で大苦戦を強いられた。吉村・石川組は1―0から2ゲーム続けて落とし、最終の第5ゲームも9―10と追い込まれた。そこから3ポイント連取で勝ちきったが、「負けるかと思った」と口をそろえるヒヤヒヤの勝利。吉村は「苦しい展開で思うように攻めきれなくて。今は負けた感じの気持ちで、ホッとしてます」と苦笑いだった。

 混合ダブルスは練習量が鍵を握るが、昨年6月の世界選手権で優勝して以降は組む機会がなく、大会前に合わせられたのは3日間のみ。それでも、吉村は「お互いに何が悪いかを、競ったり負けてる時に言い合える。即席だったら簡単に負けていたかもしれない」と信頼と経験が支えになったと振り返る。苦しい試合を乗り切った石川は「世界チャンピオンになることができたので、いい意味で自信を持って思い切ってやりたい」と決意を新たにした。

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