初結成の大島・ひな組、4強!急造も試合通じ信頼関係深まる

スポーツ報知
準決勝で森薗、伊藤組と対戦する大島(右)、早田組

◆卓球 全日本選手権第3日 ▽混合ダブルス準々決勝 大島・早田組3―2森田・平組(17日・東京体育館)

 混合ダブルス4回戦、準々決勝などが行われた。初出場の森薗政崇(22)=明大=、伊藤美誠(17)=スターツ=組は、4回戦で2連覇中だった田添健汰(22)=専大=、前田美優(21)=日本生命=組を3―0で破るなど、2試合連続ストレート勝ち。18日の準決勝は大島祐哉(23)=木下グループ=、早田ひな(17)=日本生命=組と対戦。男女ダブルスの世界選手権メダリスト同士が組み合わせを替え、激突する。

 初結成の大島・早田組が、準々決勝で森田・平組をフルゲームの末に振り切って、4強にコマを進めた。「追い込まれてからの得点が結構あった。そういうところを乗り越えないと優勝はない。いい経験になった」。17歳の早田は白星の味をかみしめた。

 コンビ結成から日が浅く、16日の2、3回戦は手探り状態。しかし、この日は早田が「自分がコースを誤って(相手に)厳しく打たれても、動いて打ってくれる」と言えば、23歳の大島も「(普通の)女子にはない球を打ってくれる」と勝ち抜く中で信頼関係は強くなっている。

 準決勝の森薗・伊藤組は、ともに普段2人がコンビを組む相手となる。「2人ともすごくうまいし速いので、緩急をつけていかないと捕まってしまう」と大島は警戒を強めたが、「お互いにチャンスをつくって、決められるというのが自分たちの強み」と早田は自信を深めた様子。持ち前のパワー&決定力を最大限に押し出し、一気の頂点を狙う。

スポーツ

×