【卓球・佐藤真二の目】五輪新種目・混合ダブルス金メダルへ「組み合わせ」が鍵

スポーツ報知
伊藤美誠、森薗政崇ペア

 混合ダブルスは男子の打つボールを女子がどれだけ取れるか、それで得点が取れるか、ミスなく返球できるかが勝負の分かれ目になる。伊藤は男子に強く打たれたボールにカウンターができ、柔らかいボールにもミスなく入れる。男子は速さの異なる男女のボールに対応するため距離感が難しいが、森薗は位置取りを正確に意識して変えていた。この2点が勝因だ。

 五輪の新種目となったことで、試行錯誤しながら試していくことも大事だ。五輪を見据えた時に、今回出場しなかった水谷や丹羽も混合ダブルスを視野に入れて強化していく必要がある。左利きという特性もあり、左と右で水谷と平野や丹羽と伊藤でもいい。彼らに経験させていくことも、日本が金メダルを取るために重要な鍵になってくる。(協和発酵キリン監督)

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