張本智和、最年少8強「関係ない。優勝だけ目指している」

スポーツ報知
第2ゲーム、レシーブする張本智和(カメラ・竜田 卓)

◆卓球全日本選手権 第5日 ▽男子シングルス6回戦 張本4(12―10、11―11、1―7、11―5)0定松(19日・東京体育館)

 男女シングルス6回戦などを行い、男子シングルスは、同ジュニア最年少Vの張本智和(14)が最年少記録更新の8強入り。張本は宇田幸矢(16)=ともにエリートアカデミー=と組んだ男子ダブルスでは表彰台に王手をかけた。

 張本の快進撃が止まらない。前日18日のジュニア最年少Vの快挙に続き、男子シングルスでも記録を塗り替える8強だ。初対決の定松祐輔(中大)戦をストレート勝ちで突破。第2ゲームでは10連続得点で粉砕し、勝利の絶叫「チョレイ、ド~!」を存分にとどろかせた。水谷隼、松平健太、丹羽孝希らの世代が同じ中学2年で破れなかった16強の壁をぶち抜いた。ここまで失ったのは3戦で1ゲームだけ。14歳の怪物は「8強が史上最年少だろうと関係ない。最年少の優勝だけを目指してるんで」と言ってのけた。

 宇田との男子複でも強敵の張、高木和組を武器のチキータ(バックハンドの攻撃的レシーブ)の餌食にし、敵の大森監督を「まさにチキチキバンバン。封じられなかった」と悔しがらせた。4強をかけた20日の準々決勝は昨年末の代表選考会決勝で3―1で破った大島。大舞台の空気にも慣れ「緊張しなければ絶対優勝できる」と自信たっぷりだった。

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