男子代表・倉嶋監督、張本と水谷の決勝を予想「水谷が安全策取ったら危ない」

スポーツ報知
水谷も準決勝に進出した

◆卓球 全日本選手権第6日(20日・東京体育館)

 男子日本代表の倉嶋洋介監督(41)も「張本と水谷の決勝になる確率が高い」と期待した。数々の最年少記録を打ち立てた中2当時の水谷を「(難しい球でも)台に入れる技術はあった。こいつは来るな、というのは誰もが思った」と振り返る。2人とも才能にあふれ、球の読み、ボールタッチは天才的。努力を惜しまず、攻め込まれている状況でも攻めに転じて得点できる確率が高い点も同じ。当時の水谷よりパワーは張本の方が勝る分、張本が記録を塗り替えている。試合展開については「水谷は攻撃的にいくか、粘り倒すか、どちらか極端にいくと思う。安全策を取ったら危ない」と予想した。

 ◆ダブルス7度目V

 ほぼぶっつけ本番で全日本に臨んだ水谷・大島組が男子ダブルスを制覇。2人ともプロのためベンチにはコーチが不在だ。年下の大島をリードしながら持ち味の強打を引き出した水谷は、同種目で2年ぶり7度目の優勝。松下浩二、渋谷浩と並ぶ最多タイとなり「苦しい試合を乗り越えて勝ててうれしい。内容には満足している」と胸を張った。

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