美宇、美誠に敗れ連覇逃す 「すごく強くなっていて対応できなかった」

スポーツ報知
伊藤(中)は表彰式の合間に石川(右)、平野と話をする

◆卓球 全日本選手権最終日 ▽女子シングルス決勝 伊藤4―1平野(21日・東京体育館)

 連覇の夢が散った。平野は“みうみま決戦”に敗れ準優勝に終わった。「すごく残念だけど、ホッとした気持ち。全日本の前はあまり自信がなくて、ここまで来られると思っていなかった」。淡々と、静かな口調で戦いを振り返った。

 6回戦から3試合連続でフルゲームを戦い抜いた。苦しみ抜いての決勝では、らしくないミスを重ねた。第3ゲームでは一時0―10とされた。「(伊藤は)1年前に戦ったときよりすごく強くなっていて、対応できなかった」。多彩なサーブ、レシーブに終始ペースを握られた。

 東京五輪へ向け、00年生まれのミレニアム世代は今後も標的にされていく。「もっと活躍するために進化しないといけない」。悔しさを糧に再起を誓った。

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