錦織、連戦乗り越え4強も…サーブに不安残す

スポーツ報知

◆男子テニス・チャレンジャーツアー ダラス選手権第4日 ▽シングルス準々決勝 錦織(7―6、6―3)ケプファー(1日、米テキサス州ダラス)

 世界ランク27位の錦織圭(28)=日清食品=が復帰後初の連戦を乗り切って4強入りした。男子シングルス準々決勝で、同295位のドミニク・ケプファー(23)=ドイツ=にストレート勝ち。フォームを変えたサーブは安定感を欠いたが地力の差で押し切った。日本時間3日午前6時以降に行われる準決勝では、同234位の荘吉生(28)=台湾=と対戦する。

 錦織が不安定さを露呈しながら連戦を乗り切った。苦戦の原因はサーブにある。痛めた右手首への負担を減らすため、振りをよりコンパクトにして脚力を生かすフォームに変えた。実戦感覚が戻りきっておらず、第1サーブの成功率は1回戦は60%、2回戦は51%と低調。「平均的に良くなってくれると、試合もスムーズに動き出せる」と期待はしているが、この試合も第1セットは50%でダブルフォルトが4度。第3ゲームで先にブレイクしたが、第4ゲームはダブルフォルト絡みで落として波に乗り切れなかった。

 1回戦から計70ゲームを戦い抜き、「危ない試合」を乗り越えて準決勝まで駒を進めた。「ここからさらに頑張らないといけない」と勝利への欲も出てきた。

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