杉田祐一、痛恨のダブルフォルト　イタリアに敗れ入れ替え戦へ…デビス杯

◆テニス男子国別対抗戦デビス杯ワールドグループ最終日　フォニーニ３―２杉田祐一（４日、盛岡タカヤアリーナ）

　日本は、第４試合のシングルスで世界ランク４１位の杉田祐一（２９）＝三菱電機＝が敗れ、イタリアに１勝３敗となり、敗退した。同２２位のファビオ・フォニーニ（３０）とのエース対決で勝利まであと１ゲームと迫ったが、痛恨のダブルフォルトから崩れてフルセット負けした。日本は下部グループとの入れ替え戦（９月１４～１６日）に回る。

　杉田が大きなミスで勝利を手放した。２―１の第４セット、取れば勝ちが決まる第１０ゲームの最初で痛恨のダブルフォルト。「一貫してサーブが修正できなかった。大きな敗因」。第３セット終盤で主審に５分以上も抗議し荒れていたはずの相手を勢いづかせてしまった。最終セットは４―５の第１０ゲームでブレイクしたが、第１１ゲームでサーブに苦しみ奪い返された。

　エースとして日本を勝利に導けなかったが、トップ選手と５セットマッチで互角に戦い「悔しいけど充実感はある」と手応えも。「レベルアップするチャンス」ととらえ、再びツアー大会の舞台に向かう。