【Ｂリーグ】仙台加入の明大・宮本、憧れの志村と故郷盛り上げる「チームに貢献したい」

　Ｂリーグ２部（Ｂ２）・仙台８９ＥＲＳに特別指定選手として加入した明大のＰＦ宮本滉希（２２）＝１９３センチ、９５キロ＝が、憧れの存在だったＰＧ志村雄彦（３４）らとの共闘で故郷・仙台を盛り上げることを誓った。

　宮本は５日、同期加入した日大ＰＧ新号健（２２）＝１７５センチ、７３キロ＝、東海大ＳＧ白戸大聖（２２）＝１８２センチ、７８キロ＝とともに会見。「震災復興を掲げたチーム。８９ＥＲＳの一員になって、少しでも勇気を与えられたら」と抱負を述べた。

　子供の頃から８９ＥＲＳの試合を観戦してきた。特に好きなのは“チームの顔”の志村。「小４の時にもらったサインは、今も実家のベッドの枕元に飾ってあります」。その後、明成高（宮城）では２学年下の八村塁（現ゴンザガ大）らとともにウィンターカップを制し、明大では関東選抜にも選ばれた。「志村選手は小さい（１６０センチ）ですが、あれだけ動ける、すごい選手。憧れの人とプレーできるうれしさを感じます」

　仙台は現在７連敗中で東地区４位。高岡大輔ヘッドコーチ（３６）就任後も６連敗で未勝利だ。「ゴール下での力強いプレーが得意。日本人ビッグマンとして得点を量産し、チームに貢献したい」と語る宮本が新風を吹かせるか。（須貝　徹）