張本智和「絶対に世界一になりたい」…チームワールドカップ日本代表発表

スポーツ報知
記者発表会に出席した石川佳純(前列左端)、張本智和(後列左から2人目)ら卓球の男女日本代表(

 卓球のチームワールドカップ(22~25日・英ロンドン)の日本代表発表会見が16日、都内で行われ、1月の全日本選手権シングルスを制した張本智和(14)=エリートアカデミー=、伊藤美誠(17)=スターツ=ら男女日本代表の8選手が出席した。

 20年東京五輪の団体戦での採用を見据え、今大会は団体戦の試合方式が変更される。4シングルス、1ダブルスで3点先取制は変わらないが、これまで3試合目だったダブルスが1試合目となった。

 男子は3度目の出場となる丹羽孝希(23)=スヴェンソン=、2度目の出場の大島祐哉(23)=木下グループ=、上田仁(26)=協和発酵キリン=がダブルスも含めて起用される見込み。丹羽は「4年前の前回大会は、準決勝で中国に負けたので、今年は決勝に進出して中国にリベンジしたい」と闘志を燃やした。「ダブルスで貢献できるように頑張ります」と1月の全日本選手権の男子ダブルス王者の大島。高校生以来の代表復帰戦となる上田は「最年長なのでプレー以外でもチームを引っ張っていけるように」と表情を引き締めた。チーム最年少で、団体戦の世界大会初出場の張本は、シングルスに専念する見込み。「全日本のことは忘れて、一番若いので声を出して盛り上げられたら。絶対に世界一になりたい」と意気込んだ。

 女子は5度目の出場の石川佳純(24)=全農=以外は初出場。女子最年長でエースとしての役割が求められる石川は、12年に五輪団体戦で日本卓球史上初のメダルをつかんだ思い出の地での大会に「そこでまたプレーできるのはうれしいですね。(大会中の23日が)誕生日なのでいいプレーができたら」とほほ笑んだ。

 団体戦の世界大会初出場となる平野美宇(17)=エリートアカデミー=は「楽しみですし1戦、1戦頑張って優勝を目指したい」と笑顔。平昌五輪をテレビ観戦しており「スノーボード(ハーフパイプで銀メダル)の平野歩夢くんがすごい。同じ名字なので勝手に親近感を持って応援していました」と会見場内の爆笑を誘った。

 1月の全日本で混合ダブルスも合わせて3冠と勢いに乗る伊藤は「このメンバーでの団体戦は初めて。良い色のメダルを持って帰ってこれるように頑張ります」と力を込めた。伊藤とのダブルスで、全日本選手権ダブルスを制した早田ひな(17)=日本生命=は「まず1本目のダブルスで、しっかり1点取って流れを作れるように頑張ります」とうなずいた。

 同大会は男女それぞれ12か国・地域が参加し、3か国・地域が4組に別れて1次リーグを行い、各組上位2か国・地域の計8チームが準々決勝に進出する。

 また19年11月に東京で、チームワールドカップが行われる予定であることも日本卓球協会から発表された。

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