サンウルブズ、今季初戦で姫野和樹スタメン トップリーグで新人賞

スポーツ報知

 スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズは、24日に東京・秩父宮で昨季4位の強豪ブランビーズ(オーストラリア)との今季初戦を迎える。23日は会場で前日練習。昨季トップリーグ新人賞の姫野和樹(23)=トヨタ自動車=が開幕スタメンに抜てきされ、SR初出場。「ワクワクして高ぶっている」と、期待感を口にした。

 憧れの舞台でのデビューを前に、笑顔が止まらない。試合前日としては長めの約1時間の練習を終えた姫野は、「すごくワクワクしている。楽しみ。(得意の)ランを存分に出したい」と力強く話した。昨季の開幕戦はスタンドで観戦。「悔しい。出たい」と抱いた気持ちを、1年で現実に変えた。

 昨春に帝京大を卒業し、トヨタ自動車に入団する際、「日本一になる。(個人的には)トップリーグで新人賞を獲得して、代表とサンウルブズに入る」と目標を立てた。新人ながら主将を務め、重圧に苦しみながらチームを4位まで押し上げ新人賞を受賞。昨年11月4日のオーストラリア戦では日本代表デビュー。トライも決めた。

 順調に目標をかなえ続け、サンウルブズ入り。日本代表主将FWリーチ・マイケル(29)=東芝=に代わり、SRデビュー戦スタメンの座をつかんだ。質、量とも想像以上の内容だった約4週間の合宿を経て、「精神的にタフになった。フィジカル的には自信をもっていける」と言い切った。

 ブランビーズは昨季オーストラリア・カンファレンス首位で、全体4位の強豪。大柄な選手が多く、「低くいくことが大事。最初から飛ばす。とにかく走る」と意気込む。自動車メーカー勤務らしく、「事故らないように」と付け加えるのを忘れていなかった。

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