再春館製薬所、山口茜らの活躍で北都銀行退け、決勝へ

スポーツ報知

◆バドミントン トップ4トーナメント 第1日(24日・ゼビオアリーナ仙台)

 S/Jリーグ男女上位4チームが争うトーナメントの1回戦が行われた。女子はリーグ3位の再春館製薬所は第1ダブルスで17年世界選手権銀メダルの福島由紀、広田彩花組が、シングルスは世界ランク2位の山口茜が勝利。リーグ2位の北都銀行を退けた。25日の決勝で、優勝賞金300万円をかけてリーグ優勝の日本ユニシスと対戦する。

 山口は島倉唯(茨城・常総学院3年)と対戦。機会の少ない年下と対戦に第2ゲームは勝ちを意識してしまい、集中力が切れた時間帯に7連続失点。2―10と大幅リードを許した。5―11でインターバルに入り、池田雄一監督に「ここから逆転したら面白いぞ」と言われた通りに追い上げ、21―17で逆転勝ちした。準優勝に終わった全英オープンから20日に帰国したばかり。「疲れていないとは言えない」状態で「早く帰りたい気持ちが出てしまったかも」と苦笑いした。

 今大会は新設で、日本協会主催では初めて賞金が出る。会場は観客席が暗くコートがライトアップされ、海外の大会に近い雰囲気でトップ選手も多く出場している。しかし大会の知名度が低く、空席が目立つ状態には複数の選手から「気になる」と声が上がった。

 25日の決勝に向けて観客動員策を聞かれた山口は「五輪メダリストも、世界選手権メダリストもいますから」と先輩の福島・広田組やリオ五輪金の高橋礼華、松友美佐紀(日本ユニシス)の生観戦をオススメ。女子シングルス世界ランクで日本勢最高の2位につける自身については「それ(世界ランク2位)では推しがちょっと弱いので…」と相変わらずの控えめ発言をしていた。

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