優勝賞金300万円へ日本ユニシスが男女ともに決勝進出

スポーツ報知

◆バドミントン トップ4トーナメント 第1日(24日・ゼビオアリーナ仙台)

 S/Jリーグ男女上位4チームが優勝賞金300万円をかけて争うトーナメントの1回戦が行われた。日本ユニシスは男女ともに決勝へ進出。全英オープンで混合ダブルス日本勢初Vを飾った渡辺勇大(20)、東野有紗(21)はそれぞれチームの勝利に大きく貢献した。

 渡辺は井上拓斗とのペアで3試合目に出場し、21―1、21―9で圧倒した。普段はそれぞれ別の男子ダブルスペアでの活動がメインで、2人で試合をするのは初めて。渡辺は20日に英バーミンガムから帰国したばかりで、練習は2日間だけだった。「シンプルにやることを心がけた。後ろ(後衛)で我慢をして、力を出し切ることだけを考えた」と話し、冷静に試合を進めた。「誰と組んでも変わらず力を出せる選手」が理想。急造でも勝利を手にし、一定の収穫を得た。

 女子の東野は中西貴映とのペアで、15年世界選手権銅メダルの福万尚子、與尚くるみ組(ヨネックス)に20―22、21―10、21―18で逆転勝ちした。ジャンピングスマッシュで試合を決め「全英でも逆転勝ちが多かったし、この試合でもいけると思っていた」と笑顔をみせた。

 中西とは国際大会の出場経験もあるが、大会前に練習できたのは半日だけ。渡辺と同じ左利きで違和感はなかったというが、女子ダブルスと混合ダブルスはやはり別物。連携不足はあり「2人の間を抜かれたりしてしまった」と反省した。混合での経験はレシーブで生きた。球速の速い男子の球に慣れており「(女子が)遅いわけではないけど、余裕をもって取れた。成長したかな」と胸を張った。

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