トナミ運輸が決勝進出

スポーツ報知

◆バドミントン トップ4トーナメント 第1日(24日・ゼビオアリーナ仙台)

 S/Jリーグ男女上位4チームが争うトーナメントの1回戦が行われた。男子はリーグ優勝のトナミ運輸が、4位の日立情報通信エンジニアリングを2―0で退け、25日の決勝に進んだ。優勝賞金300万円をかけてリーグ2位の日本ユニシスと対戦する。

 宮城・利府町出身の小林優吾(22)=トナミ運輸=がチームの勝利に大きく貢献した。普段組む保木卓朗ではなく、先輩の嘉村健士とペアで第1試合に登場。第1ゲームは17―20から5連続得点で先取し、第2ゲームは落としたが最終セットは地力の差をみせて押し切った。

 新設の今大会は観客席とコートが近く、試合に出ていない選手が座る席のすぐ隣に観客が座れる。小林の隣にいたのは、なんと両親。生で観戦してもらえる機会は多くなく「両親にいいところを見せられたかな」と目を細めた。

 リフレッシュの意味も込めてペアを替えたことで、学ぶことは多かった。嘉村は園田啓悟とのペアで日本勢トップの世界ランク5位にいる実力者。「先輩に対する安心感もあったし、よさを引き出そうとしてくれるのを感じた。プレーでも、こういうやり方があるんだな、と感じられた」という。臆することなく意見を言う場面もあり、地元で成長への意識の高さをのぞかせていた。

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