平野美宇、エリートアカデミー修了 1年前倒しでプロ転向

スポーツ報知
直筆で今後の決意をホワイトボードに記した平野美宇(カメラ・小泉 洋樹)

 卓球世界選手権団体戦(4月29日開幕・スウェーデン)日本代表の平野美宇(17)が30日、都内で会見し、JOCエリートアカデミーを修了してプロ活動することを宣言した。「人間としても選手としても強くなりたい。チャンピオンになってもおかしくない人間になりたい」。高校3年生になる4月以降は従来からのメインスポンサーである「日本生命」所属として活動。今秋に開幕するTリーグ参戦は「チャンスがあれば検討したい」とした。

 プロ転向決断の理由は「勘」と話したが、昨秋から悩んでいた。同い年の伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)は既にプロとして活動。平野もスポンサーなどに制限はなかったが、エリートアカデミーの研修や就寝時間を守りながらで「いい環境で自分で責任をもって練習や試合に臨みたい」気持ちが強まった。来春の修了前の19年1月から20年東京五輪出場選考レースが始まることも考慮し、1年前倒しを決めた。

 練習拠点は現在と変わらず都内のナショナルトレーニングセンターに置き、中国人コーチを探している。29日に寮を出て都内で父・光正さん(49)と2人暮らしをスタートさせた。アジア杯(4月6日開幕・横浜)から新たな道を進む。(大和田 佳世)

スポーツ

×